不快
2019年05月31日 日常
また、痛ましい事件が起きました。
凶刃により、多くの人々が犠牲となりました。
ここでは社会的なニュースはあまり書かないようにしたいのですが、事件に対する強い憤りとは別の所に不快に思うところがあります。
テレビの一場面。
犯行の時間が10数秒と伝えられ、「それではストップウォッチで計ってみたいと思います」と始まると「ここで〇〇さんを刺し・・・」とリポートは続く。
何かの競技で「日本記録が出ました、計ってみたいと思います。」的なノリにしか見えず、不快感MAX。
テレビ番組を作っている人間は、こうも人の痛みを慮ることができない愚者の集まりか。
このような報道の仕方にジャーナリズムを名乗る資格はない。
以前から、被害者やその関係者にズケズケとカメラやマイクを向け、人の心を傷を踏みにじる報道が見受けられる。
それでも彼らは、知る権利だの言論の自由だの嘯く。
被害者側への配慮のない報道は暴力に等しい。
ペンは剣よりも強し。
しかし、そのペンは時に人を傷つけることもあることを理解し、報道を行なうべきではないか。